伝統を守り、檀家の方々の想いをカタチにして

和尚様から寺が求める内容で、予算にあった工事ができないものかと、ご相談をいただきました。
本格的な社寺建築の考えを捨て、一般建築の範囲内で社寺建築ができないかと模索した結果、お寺の理想とする施設にするお手伝いができました。
位牌堂は浴室と手洗いを解体し施工。鉄骨造のためスケルトンの状態から造作を開始しました。
床に無垢のフローリングを貼り、吉野杉を使った位牌壇を設置。建具には木曽檜を使い落ち着いた雰囲気の空間に仕上がりました。
また本堂の壁を一部抜き、位牌堂への動線を確保しました。本堂のサッシには障子を取付け
壁に腰貼りをしたり間接照明を取付けるなど、お寺ならではの神々しい雰囲気を作りあげることができました。
大広間の床の間を大黒堂に改修しました。本堂に鎮座されていた木製の大黒様を分解し、丁寧に移設する作業も行いました。
とても大変貴重な経験になりました。
地元の大工にお願いし、家具や建具は飛騨高山の職人に作成を依頼。
材料は我々が吉野と木曽の市場に赴き、見定め選び抜いた材料を使いました。
社寺建築の依頼は中々お声がかかるものではありません。
皆で考え模索し施工した作品になったように思います。
sunホームは社寺建築にも力を入れ、施主様のご要望にお答えできるよう日々精進しております。